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さとっちのヴァカ生活日記


by rs126_sato
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トロのお見送り

今日してきました。
大奮発して、大好きだったドライミックスベジタブルを丸々一袋と大好きなペレット、それと、大好きな牧草。
いつもカジカジしてた木のオモチャ。
それと、しんみりしたくなかったのでカワイイ花、ひまわりやトルコキキョウ、黄色い小さなバラ、大きくてきれいなユリの花。
いい香りで、お花畑みたいになったね。
本当はお外の、本当に広い草原とかに放してあげて目一杯遊ばせてあげたかったけど叶わなかったから、せめて最期はとってもキレイなお花畑を作ってあげて。
もう体はすっかり硬くなってしまっていたけど、相変わらずふさふさのお毛々で。
気持ちよさそうに、幸せそう~に目を細めて撫で撫でされてた額のところとかをまた撫で撫で。
目を閉じてない、というか閉じれなかったのでまだ目が開いていて、今にも「ふぅ~気持ちええのぅ~。もっと撫でれや」と目を細めそう。
もうすっかり枯れきったと思った涙がまた溢れてきて。
旦那もボロボロ泣きながらお花畑とか作ってあげてたりして。
「おまえが逝っちゃったから、ウチは女の子ばっかりになっちゃったじゃないかよ・・・」
って呟いた。
そうなんだよね。
旦那とトロ吉先生は飼い主とペットという関係以上にやっぱり男同士って繋がりがあったんだよね。
いつもならダンボールと見るとズサっと飛び込んでくるチャコとアーリィもずっと私たちのそんな作業を見ていた。
そうだよね、おまえたちもお別れ言いたいよね。
特にチャコは先生と仲良かったから。
ずーっと箱にスリスリしてた。

「じゃあ、行こうか・・・・」
「そうだね・・・」

旦那が車を運転して、私は助手席でトロが入った箱を抱えて。

「この道さぁー、先生の爪切りにショップに行くときいつも通ったよねー」
「そうそう。んでさ、私がいつも膝に抱えてさ、家に着くホントに10分前とかにいっつもスカートとかにオシッコしちゃってさー。あともうちょっとなんだから待っててよーって」
「それで、毎度ソレの防止にってペットシーツ持っていってその上に座らすんだけど絶対シーツの上じゃオシッコしないし(笑」
「んで、やっぱりシーツの上だとあまり感触好きじゃないみたいだからって、後ちょっとで着くからいいやってシーツ外すと即座にオシッコしてさぁー。何かあれ?生暖かいぞって思ったらヤラレターって感じで」
「部屋で遊ばせるときもカーペットの上でもオシッコされちゃうから2人でシーツ持って、素振りみせたらすぐにシーツをお尻の下に忍ばせたんだよねぇ~」
「でも絶対シーツの上じゃやらないの。なぁんだ違ったか・・・って思った瞬間にオシッコしちゃってさぁ・・・・って解ってるか~?おまえのことだぞ~」

なんて、悲しいの堪えて必死で笑い話をして。
途中、芝生のきれいな都立大学裏の公園を横切った。

「・・・こんな場所で遊ばせてあげたかったね・・・・」
「・・・そうだねー・・・」

斎場は小高い山の中にあった。
静かで、キレイな場所。
セミが沢山鳴いていて自然に溢れていた。

合同でお願いしたので、火葬室に通されて、そこでお線香あげて手を合わせて。

ここで、お別れ。
最後にまた撫で撫でしてあげて。
名残惜しい。凄く名残惜しいけれども仕方が無い。

「いつか、帰ってくるよこの子は。ウサギじゃないかもしれないけど、この子の魂はまたどこかを巡って、私達の元に帰って来るよ」

輪廻転生。
短かったけれどもこの子の魂は少しお休みして、虹の橋の向こうでたっぷり遊んで、そしてまた地上に戻ってくる。私たちの元に。
そんな気がした。
また、逢える。きっとどこかで。そんな風に自然に感じた。
宗教とかあまり信じてないし、どちらかというと無宗教派な私だけれども輪廻転生はきっとあるんだと思ってる。
あまり自分の前世とか気にしないけど(笑

お疲れ様トロ。楽しい時間をありがとう。
ゆっくり休んで、そしてまたどこかで逢おうね。私たちが全員虹の橋を渡り終わるのを待っててくれてもいいし、その前に逢いに来てくれても嬉しいし。


今日の空はちょっとトロ色だった。
何となく薄曇な天気だけど、白い雲と灰色の雲と、ほんの少し青空。
斎場を出たら、きれいな青空が広がっていた。
んー、持ち前のあの我侭パワーで元気に登って行けよ~。
遊びながらでいいからたまに下界を覗いて見て、たまぁ~にで良いから見守ってて頂戴な。
で、降りてきたらまた逢おうね。
by rs126_sato | 2005-08-03 21:34 | その他